高倉健のゴルゴ13 – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

昨日の夜中、東京12チャンネルで「ゴルゴ13」をやっていた。
高倉健主演の1970年代作品であるから、私でも当時は小学生。
勿論、映画館で見たことなどなかった。
千葉真一のアクション映画だってエッチな時代に、ゴルゴは相当量のR指定だったのではないであろうか。
一応録画セットしておいたのだが、ついリアルタイムで見てしまった。
内容は・・・強烈であった。
キャストは、主演、高倉健。
それ以外は・・・すべて、イラン人。
劇画の中でも海外ネタだから当然といえば当然なのだが、それにしても凄い。
つまり、この映画、基本的に日本語吹き替えものだ。
外国語バージョンはないと思うが。
撮影も殆どイランであると思われる。
イラン人の俳優さんたち、ある意味、さいとうたかおの劇画にそっくりくりくりである。
高倉健は・・・劇画のゴルゴには似てない。
眉毛が太すぎるのと、下唇が出ているためだ。
あと、やはり顔がデカイ。
上半身裸で鞭でビシビシ叩かれているシーンでは中々の肉体美なのだが、コートを着込んでいる姿はなんともスリム。
というより、痩せ痩せに見える。
日本人の中に入るとゴツイ健さんも、イラン人に囲まれると顔のデカイ東洋人であったか。
残念だが・・・
高倉健以外はすべてイラン人であるから、ゴルゴのパートナーとなる女もやはりイラン人。
目の下のシワやわき腹の贅肉などが妙にリアルであるが、たぶん美人女優なのであろう。
しかし、ベッドで「ゴルゴ!」と絶叫するのはいかがなものか・・・
名前はデューク東郷であろう。
いずれにしても、健さんはゴルゴというよりは健さんである。
どうしても任侠シリーズになってしまうのだ。
「用件を聞こうか」とタバコをくゆらしても、やはり健さんである。
健さん映画としてみればいいのかもしれないが。
前編に流れサウンドトラックも強烈である。
トラック野郎シリーズよりはドラマチックかもしれないが、やっぱり任侠を連想してしまう。
ゴルゴは依頼された殺人を行うために、周囲を調べて回るが、相手は悪の親玉だから、ゴルゴが狙っていることがばれてしまう。
警察も引き込んで、ゴルゴは逃げる。
アクション映画っぽくなってきたか。
しかし、本当に全員イラン人なのだ。
芝居は・・・上手いのか下手なのか、基準が不明。
悪の親玉がゴルゴダの丘で13人の女を殺していくという憎い演出。
その中にゴルゴのパートナーである女も。
刑事の女も囚われている。
「ゴルゴ?!私のことは気にしないで!」と叫ぶ女。
結局、ゴルゴは女を助けず、女は撃たれて死ぬ。
う?む、ゴルゴ風?
刑事もここで死ぬ。
逃げる親玉。
後半、カーチェイスや、ヘリによる追撃を逃れ、ついにはヘリを打ち落としたはいいが、一人砂漠に交通手段なく残されたゴルゴ。
これは・・・
妙にリアルな描写である。
一人砂漠をうろつくゴルゴ。
ふらふら歩くゴルゴ。
このまま死んでもおかしくはないが、それではあまりにもシュールな展開。
さすがにそこまではしないか。
画面は変わって、アッサリと悪の親玉の別荘にたどりついたゴルゴ。
何故か女物の黒い衣装をまとっている。
女装?意味は不明。
スコープで狙いをつけ、額を打ち抜くゴルゴ。
砂漠をうろつく時間に比べれば、撃つのは早いといっても・・・
砂漠をうろつくシーンは必要だったのであろうか?
最後に、脱いだ女性の布から光るコインは・・・
パートナーであった女がゴルゴのポケットに入れたお守りだったのであろうか。
さりげない演出だが、何か伝えたいメッセージがあったのであろうか??
イラン人との一晩の愛の形であろうか?
イランの女性から見ると、ゴルゴはカッコイイのであろうか?
それより、ゴルゴはイラン人女性に対して何か感情を持っていたのであろうか?
不明である。
う?む・・・・難しい。
やはりシュールな映画であった。
エッチなシーンは殆どなかったが、やはり子供には見せられないかも。
とにかく、見られてよかった・・・
おかげで、またしても寝そびれてしまった。
体調がすぐれないのである。
任務追行のためには、寝不足くらい仕方がないことか・・・
(何の任務だ?)
ゴルゴランキングです。
いや、ブログランキングでした・・・すみません。
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