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はじめてのおつかい

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「ここのスーパー安いでしょう?」

 

「ああ~そうなんですか、私も独り者なので外食が多いから、野菜の値段とかあまり」

「え?コックさんだったのではないのですか?」

「居酒屋でバイトしてただけですよ~。まあ、殆どなんでも作れますけどね、実家は中華料理屋ですし」

「ああ!そうだったんですね~びっくりしました~。大家さんの彰子さんが、これでマトモなものが食べられるっていうから(笑)」

「まともなものが食べられる?」

「恥ずかしいですけど、私も、料理があまり上手じゃなくて」

「ああ~なんだ、ルミさんが。(笑)私でよければいくらでも教えますよ!かなり自己流ですけどね<^!^>」

「ありがとうございます(^o^)以前は亡き主人の実家にお世話になっていたのですが、お義母さまとか、お義姉さまがお料理作るのがとても上手だったので、私の出る幕がなくて、一応、その後も調理学校に行ったりしたんですけど、途中でやめてしまったり・・・」

「ああ、じゃあ基本は出来てるんじゃないですか」

「いえ~とんでもない、全然です~」

「いや~(*^^*ゞ」

「先に住んでいる浅倉さんも、料理が得意ではないようで、失礼ですけど(汗)」

「ああ~あの、愛想のない人料理?料理が得意な男なんて、そうそういませんよ~まあ私は自分で言うのもなんですがとても上手、かも(笑)自分でいうのもアホみたいですが」

「品川さんとお隣になれてよかったですわ」

「ハハハ~!!(*^^*)ところで・・・買いすぎではないですか?2人でこんなにでは?」

「え?2人って?6人前でしょう?」

「え( ̄□ ̄;)!!そんなに?一人3人前も食べるんですか?」

「だって品川さん含めて、6人ですよ」

「誰が?何が?」

「穂高荘の住人ですけど、今まで5人分の食事を用意していたんですけど、これからは品川さんも入るから、6人ですよ(笑)」

「・・・・」

「・・・聞いてないんですか?」

「ちょっと意味がよく判らないのですが・・・契約書にはそんなこと・・・」

「いやだわ(笑)契約なんて。私はもうてっきり、人間として・・・」

「人間として?( ̄□ ̄;)!!」

「当然のことかと・・・」

「当然??」

「・・・違います?」

「いや・・・違わない・・・のかも?・・・いや、人間として?」

「ごめんなさい、私・・・人間として、自信がなくて・・・(;_;)」

「いやいやいや!そういうことじゃなくて(;^_^A アセアセ・・・人間として、衣食住は基本ですよ!当たり前じゃないですか!」

「本当ですか?ならよかったです・・・私、元々家族がいなくて。前の結婚生活も短かったし、今までお世話になっていた義理の家族がとてもいい人だったのですが、結局は離散してしまって・・・それも一つは私の責任もあるのかな、なんて気にしていたりするものですから」

「そうなんですか!・・・いや、そんなことはない・・・と思います、たぶん・・・(^_^;)いや、わかりませんが、自分を追い込んでは・・・いけないんじゃ・・・ないかと」

「品川さんって優しい方なのですね」

「・・・(* ̄ー ̄*)ゞ)」

「で、今日は何を作られるんですか?」

「え?ああ~なんでしょうね、え?6人?それって、自腹?おごり?何?あの~いつも、食費は誰が?」

「聞いてないんですか?作る人が支払うんですよ?」

「・・・( ̄□ ̄;)!!・・・」

「何か・・・私、またヘンなこと言っていますか?」

「いや、とりあえず・・・頭が整理出来ないので、買い物を済ませましょう・・・6人って誰です?」

「え~と、私と、品川さん」

「(* ̄ー ̄*)]

「それと・・・浅倉さんと、浅倉さんのとこのユウトくん」

「オッサン子供いたんか」

「それと、大家さんの彰子さんと、ウタコちゃん」

「うタコ?おばあちゃんですか?」

「いいえ、女の子よ、10歳?4年生?」

「あれか・・・で、はあれか・・・」

「もう会いました?」

「いや・・・部屋にいたんですよね・・・逃げるようにいなくなりましたが」

「(笑)たぶん、品川さんが引っ越してきたこと知らないのね」

「ああ~・・・空き部屋が遊び場になってたんですね」

「ええ、というより、品川さんの部屋ってリビングですもの(笑)毎日皆でご飯食べてますよ」

「なんだって?( ̄□ ̄;)!!」

「・・・・ごめんなさい・・・品川さんって住み込みのコック・・・じゃないんですか?」

「なんだって?( ̄□ ̄;)!!」

「違うんですか?じゃあなんで、あの部屋借りたんですか?殆どプライヴァシーないのに」

「なんだって( ̄□ ̄;)!!」

「あら~どうしたらいいのかしら、でもとりあえず、今日はキャベツが安いと思いません?私キャベツ好きなんです、美容にもいいらしいですし、毎日食べると痩せるらしいんです、でもキャベツって、生で食べてばかりじゃ飽きません?」

「そうですね・・・・いや、今、あえて話変えましたよね」

「・・・・」

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