ねたふり – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

昨日から喉がゼロゼロ鳴ってた次女が37度くらいの熱を出したので、長女と長男の授業参観には妻に行ってもらい、私は次女と医者に行った。
別に医者に行くほどでもないかなという感じだったが、ぜん息の薬も切れていたので。
喉が腫れているということで、かぜ薬といつもの薬を処方してもらった。
会計で財布を出して突っ立っていると、「お大事に」と言われた。
娘はぜん息認定を受けているから医療費かからないのだった。
気がつかなかった。
ちょっとアホ。
今日はスポーツクラブに行くのはやめよう。
寝不足だし。
妻が帰ってきて、長男も学校から帰って来た。
「今日は急ぎの仕事もないことだし、じゃあオレはちょっと寝てもいいかな。」
ということで、昼寝をさせてもらった。
長女も帰って来たようだ。
妻は再び学校の用事で出て行く。
私の寝室はロフトだ。
基本的に、仕切りのない家なので、寝ているところと子供がいるところは何の防音もされないため、実際には寝られたもんじゃない。
しかし、起き上がるのも面倒なので、なんとなくゴロゴロして寝たふりをしていた。
長女は私が寝ているために多少は気を使って、(怒られないいため?)汚い言葉遣いの後、思い出したように小声で喋る。
長男も合わせて小声で喋るが、直に忘れて歌を歌い出す。
長男はかなり音痴だ。
「おねえちゃんは早く塾の宿題やりなよ」
なんて言われいる。
「うるさいよ」とか反撃をしているが、やらないと塾に行けない。
長女は宿題をやりに言ったのか、しばらく静かだ。
セロテープを貼ったりしている音が聞こえてくる。
たぶん、長男が次女となにか工作をして遊んでいるようだ。
しばらくして、長女が戻ってくると、またザワザワと何か罵り合っている。
長男はTVゲームをやりたいのだが、私がいいと言わなければ出来ない事になっているので、いいと言われる理由を作ることにしたようだ。
長男は、洗濯物をたたむことにしたようだ。
「洗濯物を片付ければ、ゲーム出来るかもしれないんだから、手伝ってよ」なんて言っている。
長女は中々手伝おうとしないようだ。
「何やってんの、ちゃんと片付けてよ。いつもおねえちゃんだけやらないんだから、ちゃんとやってよ」
「塾に行く前に少しでもゲーム出来るでしょ。サボらないでちゃんとやれよ」なんて文句をいいながら長男が仕切って片付けをしているようだ。
「あんただってちゃんとやってないじゃない」
罵り合いながらもなんとなく片付けているようだ。
しばらくして、風邪っぴきの次女がやってきて、「とうたん、ゲームやっていい?」と聞きに来た。
私は、「ダメ」といった。
次女は、「どうして?」と聞いた。
「まだやることあるでしょ?自分達で考えてみな」
あるといえばあるのだが、ないといえばないんだけど、ゲームを始めると確実にやかましくなるので、時間稼ぎをしたのだ。
「なにをすればいいんだろう?」
長男は考えているようだった。
「宿題かな?」
おいおい、早くやれって。
「部屋の片付けかな?」
それもしたほうがいいですな。
「とりあえず子供部屋を片付ければ、ゲームしていいっていうかもしれないよ、子供部屋を片付けようよ」
「わかった。お姉ちゃんがここを片付けて、お兄ちゃんが子供部屋を片付けたらいいんじゃない」と次女が言った。
「みんなでやったほうが早いから、皆でやったほうがいいんだよ、おねえちゃん、片付けるよ。早く。なにやってんの。そうやって遊んでるからやりたいことが出来なくなるんだよ。いいかげんにしなよ」いいことを言っているような、自分一人では出来ないから人を巻き込んでいるような。
とにかく、子供部屋は一階だから、私にとっては有難い。
しばらく静かにしていたので、ちょっと寝た。
やがて次女が上に上がってきた。
ケンカしたのか、やっぱり具合がよくないのか。
私は寝たふりだから声をかけないが、私の横で寝始めた。
長男の声。
「ゲームやらなくていいの」「ねえ、なにやってんの」
長女は既に塾に行ったようだった。
長男はしばらく一人で何かやっていたようだ。
(宿題をやっていたみたいだ。早くやれって)
ま、偉いような、偉くないようなだが、子供達でなんとかやっているんだから、いいことなんだろう。
妻が帰って来た。
長男が一人でつまらなそうにしているのが不憫?だったのか、「じゃあ、買い物に連れて行ってあげる」
ということで、スーパーに連れて行ってくれた。
結局、ゲームは出来なかったが、念願の?マツタケ入り茶碗蒸しと100円均一で手品の玩具を買ってもらってご機嫌だ。
ゲームは出来なかったが、悪い一日でもないだろう。

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