Apple MusicとAmazon Music Unlimitedを徹底比較!国際的に有名な?アーチスト編

サブスク

先の記事ではApple musicとAmazon Music Unlimitedがどのくらい違うのかを、無料体験中に徹底比較する企画第一段として、スティーブ・ミラー・バンドという、そこそこ有名な?アーチストを取り上げて比較してみた。

今度はこのブログとしても(たぶん全世界的にも)おそらく最も核心的なアーチストを取り上げてみたいと思う。

もちろん、音楽の嗜好は個人的なものであるから、絶対数が多いからといって誰にとっても参考になるとは限らない事は前もってお伝えしておくが、根本論として個人の音楽嗜好がマジョリティ化することは、ほぼない事だと自分は思っている。もちろんプロは別として、ここは個人的嗜好を語るブログであるため、マイノリティにこだわるのではなく「自分の嗜好に忠実である事」そこらへんのこだわりは持っておきたい部分であることもお伝えしておく。

と、理を書いた上で、その有名アーティストとは、

Man On The Street Vol.2 (10CD)

え?10CDでこの値段?大丈夫なのか?っていうか、すごい時代に突入している感満載なんですが・・・自分が浦島太郎なだけなのか。
ちなみに、このCDも、Apple Music及び、Amazon Music Unlimitedでは聴く事が出来ないっぽいぞ。どうする??

という、状況を見据えつつ・・・

ノーベル賞受賞作家であり、おそらく現代において最も著名なアーチストであると公言しても良いであろう、ボブ・ディランをApple musicとAmazon music unlimitedで検索してみよう。

アーティストの検索結果(最初の画面)

おすすめに出てこなければ検索するしかないので、たぶん多くの人が最初に使うのは、検索結果画面だと思う。

この検索結果のインターフェースは、結構大事ではないだろうか。

とりあえず自分は検索(サーチ)で「ボブディラン」と入力、検索してみた。

Appleは、「はじめての○○~」シリーズが、著名のアーチストに関してはほぼ、検索結果に挙がってくるようだ。やっぱり一番先に挙がってくる曲は「Browin`in the wind」なんだなあ。

一方のAmazon。ちょっと待て、2番目のアーティスト「ホフディラン」。これは・・・

ホフディラン - Wikipedia

まあ。単純なキーワード検索だったらやむを得ないのかもしれないが、多少なりともAI検索などと言うのなら(Amazonがそう言ってるかよく知らないが)とにかく、日本の際物バンドというか、本家に当て込んで命名されたバンド名で活躍する2番煎じ(失礼・・・)よりは、本家の関連としてもっとまともな(失礼・・・)コンテンツを検索結果として欲しい、と思うのは自分だけではないような気がする。「ダウンタウン」と検索して、2番目に「ダウソタウソ」が出てくるだろうか、という事で。

 

まあ、当Webサイトも「穂ガス」と名乗っている時点でかなり怪しい素地を持っているため、あまり偉そうにホフディラン批判をするつもりは元々ないし、そのあたりを突っ込む所が当Webサイトの本質ともいえるので、早く本質にだけ辿りつきたい人は、目次に飛んだ方が・・・というか、すみません。邦楽系には辛口なサイトという事でお許しください。ちなみにホフディランを聴いた事は過去に一度もありません。今後もよっぽどご縁がなければ、自分からは聴かないと思います、悪しからず。

 

ちなみに、ホフディランファンの方には申し訳ないが、Amazonにおける「ホフディラン」検索減少を避ける方法が一つある。

それは、カタカナで「ボブディラン」と検索せず、”Bob dylan”と検索することだ。

どうだろうか。万人に必要とは限らないが、ホフディランによるアナフィキラシーを避ける意味では、知っておいた方が良い一般常識なのかもしれない。(ホフディランファンのみなさん、重ね重ね、すみません・・・)

アーティストページ

では検索結果で、該当アーティストを探し、いよいよアーティストのページに辿り着くと、

Appleでは、こんな感じ。

  • ニューリリース(最新情報?)
  • トップソング
  • 必聴アルバム
  • アルバム
  • ミュージックビデオ
  • アーティストプレイリスト
  • シングル&EP
  • ライブアルバム
  • ベストアルバム、その他
  • 参加作品
  • 同じタイプのアーティスト

といったラインナップとなる。

一方のAmazonでは、こんな感じ。
個人的には、こっちの方がカッコいいと思うが・・・

  • ニューリリース
  • 人気のある楽曲
  • 人気のあるアルバム
  • 関連のあるプレイリスト
  • 関連のあるアーティスト

Amazonはこれだけだ。

Appleのように、ミュージックビデオとか、ライブ、ベスト、参加作品なんかが別枠にあったほうが、作品数の多いアーチストだったりすれば、分類上良いよね、とか思ったりするが、実際にどれくらいの曲目があるのか。そのあたりは其々による気もするし、そもそもAmazonはミュージックビデオないんじゃないか、とか、細かい差があることは実際のところだろう。

個人的には、何を重要と思うかによって、このあたりを忖度していただければ良いのではないかと思う。

衝撃のアルバム数の違い

で、自分にとっては、やはり公式アルバムがリストから落ちるなんてのはもっての外だが、それ以上の付加価値要素が必要?というか、先ず、アルバム状況がどうなっているのかをしっかり把握する必要があるんじゃないかという気がしている。

ボブ・ディランのWikipediaによれば、公式発表アルバムが38枚、コンピレーション14枚、ライブ13枚、ブートレッグ・シリーズ11枚となっている。(枚数は、レコード枚数ではなく、セットボックス数、2017年時点)

ボブ・ディランの作品 - Wikipedia

Apple Music

さて、ボブ・ディランのアルバムとして登録されている数は、Appleの場合

  • アルバム=42枚
  • ライブ=13枚
  • ベスト、その他=17枚

全てを検証はしていないが、2017年以降の新作なども加味したとしても、おおよその数としては、Wikiと差はないのかなあという気はする。

ボブ・ディランファンであれば、Apple Musicに加入すれば、今まで購入できず、聞き逃していたボブ・ディランの公式音源をほぼ、漏らすことなく聴く事が出来そうだ。もちろんしっかりと検証している訳ではないので、これが欠けているぞ、なんていう抗議をされても、当方としては責任を負いかねる事をご了承頂きたい。

(ちなみに、現状で判っている欠損部分もあり、そのあたりは後の方で記載しておく)

Amazon Music Unlimited

対するAmazonのアルバム数は・・・

672枚だった。

かなりアナログに、スマホで表示されるアルバムを一つ一つ見ていったが、これは既に、就寝時の羊の数を数える行為に近い。

一応、2回数えて、2回とも違う数だったが・・・700弱だったので、大まかにいって、それくらいという感じでいいのではないかと思う。

Appleと一桁違ってないかい?という話である。

この差は凄すぎる。

マニアにとっては間違いなく、Amazonの勝ち、となるだろう。しかも圧倒的だ。

しかし、そのあたりを諸手を上げて喜べるかというと、一概にいえない部分もあり・・・

Amazonのアルバムの場合、先ず「人気のあるアルバム」というサムネイルが20程表記されていて、それ以外は「すべてを表示」ボタンでアルバム・ジャケットを探すことが出来るようになっている。この順番は、「人気のあるアルバム」順であって、発表された順でも、公式アルバム、ライブアルバム、コンピレーションアルバム等の分類もなく「人気のあるアルバム」順に、雑多に並んでいる。これはアマゾンの買い物全般とほぼ同じだが、仮に目的の商品(音源)が既に決まっているのなら、Amazon以外で下調べしてから検索しないと、情報の海に溺れてしまい、結局目標とする結果に辿り着くことなく、混沌として終わり、なんて、自分自身が残念な生き物に君臨する事になりかねないと思う。

このあたりは、一方のApple Musicにおいては、情報量からしてもさほど気にならないのは実際の所だろう。

しかし、発表された年代順、あるいは録音された順、などは、Apple、Amazon共に、サムネイル上から確認する事が難しい。

このあたり、誰が評価したのかよく判らない人気の順よりも、優先されて然るべきではないかと思うのだが。

現状で判っている欠損部分

欠損なんていうと怒られるかもしれないが、Apple、Amazon共に該当アーチストのページから辿り着くとこが出来ないアルバムが存在している。

もちろん、両サービスにて、この音源は存在していて、聴く事が可能だ。

The Traveling Wilburys Vol 1


The Traveling Wilburys Vol 3

※ちなみにVol 2は発表されていませんので悪しからず。

たしかに、この2枚のレコードにおいて、ボブ・ディランはクレジット名に「ボブ・ディラン」を使用していない。確か「ブー・ウィルベリー」だったと思う。

が、この2枚のアルバムにてボブ・ディランが参加し、歌っているのは皆(少なくともファンは)知っている。

同じタイプのアーティスト(Apple)、関連のあるアーティスト(Amazon)において、標記させることが出来ても良いのではないか。

AI技術にどのようなアルゴリズムが使用されているのか全く判らないが、たとえばAppleでは「同じタイプ~」に、ニールヤングが2名表示されているし、Amazonにおける「関連の~」に表示されているドノヴァンなんか、「ああ!ドノヴァン聴いてみよう」って人と、トラヴェリング・ウィルベリーズも聴いてみようって人と比べてどっちが多いか。(ドノヴァンのファンの皆さんごめんなさい)

まあ、あまり細かい事を書いていくと批評ではなく批判になるので、この編で止めておこうと思うが、

 

トラヴェリング・ウィルベリーズ - Wikipedia

追記:そういえば、「ウイアーザワールド」や、ライブエイドも出てるよね、こっちはしっかりクレジットされてると思うが・・・まあ、それはいっか。

We Are The World DVD+CD (30周年記念ステッカー付)

結論

さて、話は脱線含みで真面目にApple Musicと、Amazon Music Unlimitedを比較したかっただけな方が、イライラしながら読んだのか、少し心配ではあるが・・・大体の癖というか、両者の違う所は判ったのではないかと思う。

どっちが良いとも一概にはいえないが、情報量でいえばAmazonが圧勝、使いやすさというか、「○○入門」みたいなのもある、初心者でもわかりやすい作りという意味でいえば、Appleなんだろう。プレイリスト等を含めた使い勝手もAppleの方が良い気がする(これはあくまでも個人的嗜好)。

しかし・・・両者共に、音楽ファン(該当アーチストのファン)からすれば、完璧に満足がいく仕様とはいえない、という所だろうか。

参考になる人にとっては膨大な楽曲データは参考になるかもしれないし、そんなにマニアックに使わないから良いんだよ~という方にとっては、まあ、方向性が変わるかもしれない、その程度か。

Amazon、Apple、どっちがいいのか、選択の参考になれば幸いです。

もちろん、これだけ違うと、両方加入しちゃうでしょ~!なんてのも、ありだと思う。

前にも書いたが、昔、アルバムは2500円~2800円とかしていた。仮に一月に1枚買っていたとしても、980円のサービス3つ加入した金額と大差ないのだ。

いずれにしても、この記事読んで参考にしたけど損した!とか、話が長い割に参考にならない!などのご意見に対して、当方は責任を負いかねます事をあらかじめお伝えしておくので悪しからず。

番外(Apple、Amazon比較とは関係ないけど)

ボブ・ディランのファンでなければ全然興味ないと思うので、番外にしてますが・・・

昨今の音楽配信、あるいはソース(レコード)販売の状況等が、以前(たぶん2010年頃以前?とは全然別物になっている気がする。プリンスなんかも批判していたとは思うのだけど、

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確かに、定額ストリーミングは便利だと思う。しかし、このサービスで、音楽を楽しむ事がすべて賄える訳ではないと自分は思っている。

あくまでも、今までなかったサービスが出来たという事であって、ダウンロードサービスなんかもそうなのだけど、レコードは聴く以外の楽しみもある事を忘れてしまうと、案外つまらない趣味になってしまうのではないだろうか。

そもそも、必要不可欠なものではない嗜好品であるのだから、貴重なものを手に入れる方が、趣味っぽくて良いのではないだろうか。

そういう意味では(先にも書いたが)定額制の音楽サービスを複数加入しているなんてのは、案外、王道な気もする。(自分がそうするかはさておき・・・)

で、やっぱりレコードは必要、というか、現状、サブスクだけでは生きられない。

またこんなのを買ってしまうのだった・・・


Rolling Thunder..-Box Set

どうだ~!これはApple、Amazon共に、一見あるように見えて、ないのです。両者のジャケットには「Sample」と表記されていました。CD14枚組でこの値段!全部聴くのに何時間かかるんだろう??

更に余談・・・

自分は、以前にこのアルバム(30cmLP版)を持っていて、結構気に入っていたのだが、CDになってから買えばいいじゃん、という事で、処分してしまった過去がある。

しかし、昔のものがそのまま発売されることは案外少ないというか・・・曲目が変わっていたりするのだ。


Dance Craze: The Best Of British Ska … Live !


Dance Craze

DVDもあるぞ・・・高いな(^^;

お判りいただけるか判らないが、再発版ではMadnessが入っていないのだ。

さて、それはともかく、Apple MusicとAmazon Musicで、該当アルバムは果たして、存在しているのだろうか?という事であるが、残念なことに、両社共に、検索結果に表れてくれることがなかった。

しかし、それほど気落ちする事はない。現代において、こんなサービスがある。しかも無料だ。(合法かどうかは関知するところではない)

確実性には欠けるが・・・音楽との出会いは一期一会と考えれば、今日聴く事が出来たら、それはそれで幸せという事で、良いのではないだろうか。

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