自分は幼少期より病弱児で、小学校3年頃より学校を休みがちになり、中学1年の夏休み明けから中学卒業までの間、殆ど学校に行かなかった。今から40年以上昔の話であるから、現代の不登校と全く同じではないかもしれないが、不登校から脱したのは、ひとつは単に高校進学であり、もう一つは音楽だったと思っている。不登校で悩む本人、養育者の方々に向けて、自分が当時、どのような音楽に支えられていたのかを書くことは案外役に立つかもしれないと思い、このカテゴリを作りました。
ボブ・ディランと日本のフォークソング周辺のボブ・ディラン感
何かを伝えようと思ったとき、多くの場合にそれは自分の思ったとおりに伝わらない。
よく判る、という場合にもそれはその人の内部でその人が持っているデータや固有の気質などを通した時に、自分がアウトプットしたものをその人なりに評価し、共感する訳で...
Sounds of Silence Simon&Garfunkel
不登校時代の音楽遍歴その4
ボブ・ディランがデビューするのが1962年、それは自分が生まれた年でもある。この20年のズレはおおよそ、自分の世代にボブ・ディランが好きでレコードを聴いている者がいないことに貢献した。自分が不登校全盛期の1975年当時、ボブ・ディランはアル...
不登校時代の音楽遍歴その3
サイモン&ガーファンクルに関しては「サウンドオブサイレンス」に代表される「暗さ」が不登校時代の自分には全くピッタリだったと思っている。最初にイントロを聴いた際は由紀さおりの夜明けのスキャットかと思ったが、それはどちらが真似をしたとか、リリー...
不登校時代の音楽遍歴その2
中学時代、最初に聴いた音楽がサイモン&ガーファンクルという訳ではなかった。
サタデー・ナイト
同級生の間では、洋楽ではベイ・シティ・ローラーズ(若しくは国内ではフィンガー5)が人気だった。
自分もこのEP版(シングル・レコード)を洋...
不登校時代の音楽遍歴その1
自分が中学時代、いわゆる「不登校」時代に、主に傾聴していた音楽について、年代的、歴史的に遡ってみたいと思います。