自分が10代後半頃に起こったパンク/ニューウェーブの台頭について、自分は当時の若者とは少し違った捉え方をしていて、60年代後半~ロックミュージックやその他のポピュラーミュージックがどんどんゴージャスになっていく中での、原点回帰、初心に戻る事だった。プログレやヘビメタも含め、当時の音楽に対してパンカー達が選んだアンチテーゼが「60年代中期のボブ・ディランに戻る事」だったのではないかと思っているのだ。
パンクロックの全てではないにせよ、パティ・スミスやクラッシュのジョー・ストラマーなど、いわゆる「ディランズ・チルドレン」とは言われていないけれど、明らかに影響を受けている事を公言しているし、ボブ・ディランの「Don’t Look Back」ドキュメンタリーに代表されるモノクロのファッション・センス、シンプルで過激な音楽スタイルは多くのパンカーにとってのお手本だったと思っている。
と、いう事も含めて・・・
当時流行ったパンク/オルタネ系のサウンドについて語ってみたいと思います。
オルタナティブ・パンク
