証人喚問 その2 – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

最近、チャングムにハマってしまった。(遅)
韓国テレビドラマ「チャングムの誓い・全巻DVDセット(54部 21Disc)」(送料無料)イ・ヨンエ ノ...
妻が借りてあったDVDを夜、一緒に見ていると私がつい寝てしまって・・・
もういつのまにか、最後の方である。
ついにオギョモ様とチェ女官長の悪事の数々が裁かれる時が・・・
マズイ!!
自分の子供をこのような人間にしてはいけないのである。(汗)
(考えすぎか)
でも、子供たちもこの「チャングムの誓い」というTV番組を録画して見ている。
どこまで理解して見ているのかが判らないのだが・・・
例え話にはいいような?
ということで、チャングムから引用した専門用語が時折出てくるかもしれませんが、ご容赦くださますよう、お願いします。
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次の証人喚問は2人同時に行った。
といっても、大して問い詰めることは残ってはいない。
残っていることは、「人のせいにするな」ということだけだ。
育児関連の書に「逃げ場を残してあげるべき」、等と書かれていることがあるようだが・・・
「子供の逃げ場を残す」のと、「自分自身が先に逃げる」のとは全く別の問題だ。
おねえちゃんがやるから太郎もやっていい、という逃げ口は絶たなくてはならないのである。
でも、どうやって?
それが判らないから苦労している、あるいは、上手くいっていないのかもしれないが。(汗)
「2人で並んで座りなさい」
花子と太郎は並んで座る。
「で、おねえちゃんはおまえと一緒には盗んでないっていってるけど、本当のところはどうなんだ?」
「え?一緒に盗ったとは言ってない」
ひっかけである。
時にはこちらも嘘をつく。
ゆさぶり攻撃である。(悪)
言葉尻を黙っていれば、嘘をついたという自責は芽生えない。
しかし、誤解させたら立派な嘘。
子供の小さな嘘に騙されてはいけないのだ。
「じゃあ、別々に、並んで盗んだのはいつなんだ?」
「並んで盗ってない。おねえちゃんが盗ってるのに気づいて、太郎も後で盗った」
「じゃあおねえちゃんは盗んでいるのを太郎にバレたのに気づいてなかったのか」
「??」
これは花子の嘘である。
「気づいてた。ごめんなさい」なんて、普通は言わない。
私の質問の失敗例。
でもこれは問い詰めなくても差し障りはないような気がする。
話を変えよう。
「ここでいけないのは何だと思う?先ずは太郎」
「おねえちゃんが盗んだので太郎も盗んだ」
「花子は?」
「お金を盗んだ」
「うん、確かに、悪い事だ。しかし一番悪い事はそれじゃない。花子の一番悪い事。それはおまえの悪い心で弟を泥棒にしてしまったことだ。太郎の悪い事は、おねえちゃんが盗んでいるのを見て、おねえちゃんの責任にしておねえちゃん以上に悪いことをしてしまったってこと」
「・・・・」
「太郎の思っているとおり、花子が一番悪い。そう思ってるんだろ?」
「思ってない」
「何故?だっておまえはおねえちゃんが盗んでなければ、自分も盗もうとは思わなかったんだろう?」
「・・・」
「人のせいにするな、おまえの一番の罪は、自分で罪を背負ってないってことだ。言葉が難しくて判らないか?おねえちゃんのせいにしてるってことだ」
「してない」
「おねえちゃんは反省して、もうやらないと言っている。本当かどうかはわからないが、反省しているように見える。でも、おまえは反省しているようには見えないな」
「・・・・」
心の奥に入り込むことは難しい。
ただし、難しいといっても、子供の心が複雑だからではないのだ。
心を表に出さなくても生きてこれたから、何故出さなくてはいけないのかが判らないだけなのである。
とにかく、おまえたちのやっていることは、チェ尚宮とオギョモ様のやっていることと同じだ」
花子は言った。
「でも、チェ尚宮は本当はいい人だって」
もっと知りたい!韓国TVドラマ 7
そりゃ役者は悪い人の演技しているだけだよ!その辺を混同するな?してねえか?あ?・・・」
私の方がクラクラしてくるのである。修行が足りないということか。(汗)
「じゃあ、今日の取調べはこれくらいにしておく。いっとくけど、明日も聞きます。そして、いいですか、完全に取調べが済むまで、遊ぶことは一切禁止です
マンガは全て捨てられ、ゲームは取り上げられ。
自分の世界に入って遊ばず、子供は何をすればいいのか?
私と語らう隙は残っているが・・・それが嫌だから罰を甘んじて受けざるを得ないのでなないのか。
誤魔化す癖が抜ける日が来るかは判らないが、それを期待するしかない。
そして翌日、資源ゴミの日である。
捨てるために縛っておいたマンガの束が、解かれていた。
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