今日は警察 – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

日曜日から数えて3日だが、随分と子供達の世話をしていないような気がする。
勿論、夕飯は一緒に食べているのだが、支度は妻とちゃーちゃん(おばあちゃん)にしてもらっている。
ちゃーちゃんが来てくれたおかげで本当に助かっている。
子供達はちゃんと学校に行き、妻の8日の講習会の準備もなんとか滞らずにすんだ。
いつもとそれほど変わらずに過ごせることが本当に嬉しい。
私の弟のケンカの原因は、詳しくは書かない。
状況の説明を聞くと、複雑だともつまらないことともいえる。
ただ、お互いにこのような事態になるとは思っていなかっただろう。
安易に殴り、殴られたのだ。
その結果弟は生死をさまよい、加害者の人生も変わってしまうだろう。
弟の人生については、今のところなんともいえない。
現在、病院で寝ている弟は、悪くはなっていないように見える。
意識が低いところにあるようだが、とりあえず名前、生年月日、人の区別はつく。
寝ているが、時に起き上がろうとする。
麻痺はないようだ。
私が、「具合はどうだ」と聞くと、「大丈夫」「すぐ直る」と言う。
そしてまた寝てしまう。
「高次脳機能障害」というのは、障害として認定することが非常に難しいものなのだそうだ。
リハビリ施設もない、という。
ただ、民間の団体は数多くあり、将来的には障害として認められる可能性はある、と。
勿論、障害が残る可能性が100パーセントではなく、現段階では時期尚早、その前に乗り越えなくてはいけない山もある。
ただ、そういった心構えは持っていてもらったほうがいいと主治医は言った。
時間が経てば腫れはひき、起き上がれるようになると思うが、「死んでしまった細胞」は復活しない、その死んでしまった部分をいままで使われていなかった脳細胞が代用して機能する可能性がないわけではないが、いずれにしても数ヶ月、または数年のリハビリが必要になる。
私と、弟の彼女は何回もそのような説明を聞くことになった。
現段階でそういわれても、そうなったときの準備なんて出来ない。
細胞は、死んでいないかもしれないじゃないか。
プロレスラーの馳浩はバックドロップで脳挫傷し、心臓停止までしたが、今では衆議院議員だ。
そういう方向に考えを持っていくべきか、医師の言うとおりに心構えをもっておくべきか。
実際にはただ回復するのを待つことしか出来ない訳だ。
実家の母には、「この後予断を許さないけど、とにかく、命にかかわる事態にはならないみたいだ」と伝えた。母は、それだけで本当に安心したようだ。
「命があればなんとかなる」
たしかにその通りだ。
その後に起こる問題についてはその都度考えればいい。
3日経って、救急車で運ばれてきた当日よりずっと良くなっているように見える。
弟が自分で言うように、「大丈夫」で「すぐ直る」ことを祈ろう。
この日記も、私が失業したことがきっかけで、家事手伝いをする羽目になった現状を書いてきたが、こういった展開になるとは予想もつかなかった。
思えば、ここ数ヶ月、私は妻や子供達に結構キツイ接し方をしてきたような気がする。
私自身のストレスを無意識に家族に向けて発散していたのかもしれない。
このような事件があって、家に帰ってきて妻や子供達の顔を見ると、本当に自分の幸せを実感する。
毎日家にいることによって日常がマンネリ化していたことに気がつかなかった。
自分に厳しくなくてはいけない、という観念が、家族にも厳しさを強いていたような気がする。
健康であればとりあえず満足ではないか。
勿論、接している際に見て見ぬふりをするほど寛大になってはいないが、今、気持的に焦りはない。失業認定期間は凄いスピードで過ぎていったが、私の場合なんとかな
る。
それに比べて、この3日間はとても長い。
ただ、早く過ぎてほしい。
今日は警察に行かなければならない。

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