土曜日。
ゴルゴ主夫にとって、土曜日と日曜日は、嬉しくない。
それは・・・・
子供がいるからだ。
通常、週休2日で働きに出ているお父さんは、
「土日くらいは子供と遊ぶか?」
あるいは、
「土日くらいはゆっくりさせてくれよ・・・」
あるいは
「土日はオレだけ遊ぶ!」
この何れかに該当する確立が高い。
しかし、ゴルゴ主夫は必然的に毎日家にいる。
毎日が、遊びだ。
(いや、一応自営業だ・・・)
だから土日が憂鬱なのだ。
ゴルゴ主夫は、子供と遊ぶのが嫌いだ。
決して、子供と一緒に、「ポコペン!」などと叫んではいけない。
子供が遊んでいるのを遠めで見ている程度に留めるのがゴルゴなのだ。
しかし、今日は、学級活動の一環?として、プラネタリウムに連れて行かなくてはいけないのだ。
憂鬱なのである。
ゴルゴは、プラネタリウムは、確実に、寝る。
時間の無駄なのである。
今日は朝から現実逃避モードに入っていたゴルゴだ。
ブログを読み漁り、コメント書いたりしていたが、土日で起こさないにも係わらず、長男と次女は起きてくる。
後はお決まりの読み逃げだ。
子供達がバタバタしているので、仕方がない。
朝飯でも作るか・・・・
ちなみに、妻と長女は寝ている。
私を上回るゴルゴなのだ。
(意味はよくわからんが・・・)
洗濯機を回し、昨日の残り飯をおにぎりにする。
味噌おにぎりだ。
これは、私にとってはおふくろの味である。
ゴルゴにも、哀愁があるのだ。
このおにぎりを、子供達に伝えることによって・・・
おふくろの味、ではなくなるか。
・・・・ゴルゴの味。
ま、いっか!
電話がかかってくる。
アホアホ軍団の一人だ。
この子の家は、おねえちゃんが長女の同級生、おとうとは長男の同級生だ。
友達がいないよりはいた方がいいとは思うが・・・
朝の9時に家に来るのはやめてもらいたい。
親は何を考えているのか。
そういえば、この子達のおとうさんに一度だけあったことがある。
長女とおねえちゃんの方と、「お化け屋敷」について来てくれと頼まれた時のことだ。
自治体レベルでやっている催し物なんだろうと思って、ついていってやった。
おねえちゃんが、狭い路地に入っていって、
「たしかこのへん」
「うん?こんなところにはないだろう」
「いや、このあたりのはず・・・あった」
朽ち果てた空き家である。
それは・・・本物のお化け屋敷だ。
意味が違う。
いや・・・意味はあってるか。
とにかく、こんなところに連れて来たのがゴルゴ主夫だと思われては困る。
さっさと帰ることにした。
その帰り、その子の家の前まで行ったとき、おとうさんがいた。
当時、ゴルゴに目覚めていなかった私は、
「あ?こんにちは?。いつも長女がお世話になって・・・」
と、おべんちゃら口調で言った。
そのおとうさんは・・・
返事を・・・・しない。
一瞬、緊張感が流れた。
耐えられなくなった私は、
「じゃ、失礼しま?す・・・」
と言って逃げた。
おとうさんは私から目を逸らさず、口は半開きで軽く頷いた、ような・・気が、する。
ゴルゴ主夫、惨敗だ。
いや、当時は金髪モヒカンではなかったし、今よりもむしろゴルゴらしい髪型であった。(帽子被ってたような気もするが)
今なら勝てるかも。
勝ってどうするってものでもないが。
私はゴルゴを気取っていたが、実はこのおとうさんが真のゴルゴなのかもしれない。
家は、裕福なようで、ある。
スナイパーならではか。
お勉強も出来るようだ。
しかし、何故朝9時?
推測ではあるが・・・・家にゴルゴがいるからだ。
とにかく、この一件以来、この子たちこそ、ゴルゴの子だと思うようになった。
(私の子、という意味では、ない)
しかし、そのおとうさんがゴルゴだとすると、私がゴルゴを名乗れなくなってしまう。
ま、いっか!
私は、ゴルゴ(主夫)なのだ。
(そんなんで、いいのだろうか・・・)
と、徒然と前置きが長くなりすぎ。
またしても、本編書き損じている。
プラネタリウムに行かなくてはいけないのだ。
続きは、またの機会に。
ブログランキングだ。
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