妻のいない日常 – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

昨日の夜、「オレはたぶん起きられないから朝、起こしてくれ」と言って子供を寝かせた。
実際、朝、起きる自信がないのだ。
朝は苦手だ。
夜は得意だ。
(いろんな意味で)
得意すぎる反動が、朝に来る。
結婚前は、遅刻の常習犯だった。
結婚してからは、いつも妻に起こしてもらっていた。
子供達が来てからは、子供達の罵りあいの声で目を覚ますようになった。
失業してからも、朝起きる必要がなくても、その声で目が覚めてしまうだった。
目覚ましのベルの中で最も優秀なのは、子供の声だということか。
話は逸れたが、子供達に緊張感を持って朝を迎えさせるこの作戦は、とりあえず成功した。
私もそれなりに緊張感を持って就寝したため、6時にセットされた目覚まし時計を止めては鳴らし、3回ほど繰り返したところで起き上がった。
ガスストーブをつけ、新聞を取ってきて、コーヒーを沸かし、テレビをつけて、天気予報をチェック。
長女が起きてくる。
既に着替えて、ランドセルその他学校に持っていく物を持っている。
私と目が合い、2秒程のタイムラグの後、「おはようございます」と挨拶。
「おはよう、起きられたか?偉いな。他の2人は?」
「え?っとね、自分はちゃんと起きたんだけどね、(長男は)起きたんだけどね、また寝た」
「起きてないのか?」
「起きてる」
スムーズな会話は難しいが、とりあえず叱るところではなさそうだ。
長男と次女もダラダラと起きてきた。
朝飯は食パンとカップスープ、ウインナーにレタスサラダという簡単なものだ。
先ほど、天気予報を見ていたテレビを消すの忘れていた。
子供達全員、電気の箱に吸引されて、身動き出来なくなっている。
慌てて消すと、子供達は磁力が序々に切れたようにゆっくりと身支度をはじめる。
子供達の中では手際のいい長男が、他の2人にちょっかいを出す。
「こら、人の邪魔してないで自分のことをやれ」
「もうやった」
「よく考えろ」
うろうろする長男、ハンカチやティッシュなどをポケットに詰め込み、また次女の邪魔をし始める。
「こら、邪魔すんなっての。やることあるだろう?」
「何すればいいの?」
「オレの手伝いをしなさい」
言われれば動く長男。
言われなければ一切動かないが、言われても動かない後の2人よりはマシか。
2枚目のパンを順番に焼いている間、妙に静かな朝食タイム。
逆に気持ち悪いが。
私も一緒に朝食にするか。
長女が「今ごろ何してるかな?」
「さあ・・・寝てるかもね」
「事故とかあったら、どうなるの?」
「さあ・・・大変だな」
「死ぬかもしれない?」
「飛行機落ちれば死ぬだろうな」
長女の奇声。「キー!」
「飛行機落ちないように祈っててください」
ある意味優しい心を持ち合わせているというべきか、私との生活に不安があるととるべきか、よくわかりませんが。
どっちにしても、お土産が楽しみとしか言わない長男よりはいろんなことを考えているのだろう。
自分で使った皿を洗わせ、歯を磨き、ラジオ体操をして、百ます計算をして、薬も飲ませ、いつもより早く支度が出来る。
やれば出来るじゃねえか。
(いつもより早く起きただけかもしれんが・・・)
子供達が学校に行ってから、洗濯機を回し、ゴミを出し、掃除機をかけ、キッチンの掃除もする。
微妙にオーダーが入ってくる。
妻に成り代わって、仕事のメールも書く。
妻のHPも微妙に更新する。
結構時間がかかる。
やっぱりここの日記とは緊張感が違います。
腹へったので、子供が残したレタスと、昨日のスープの残り、冷蔵庫に入ってた厚揚げを茹でて食う。
台所で、立ち食いだ。
TVで、みのもんたが、パイナップルと鶏肉の炒め物をやっていた。
やっぱパパインですか・・・
これを見とけば、立派な主夫?
そうこうしていると、もう次女が帰ってくる時間だ。
買い物行きそびれた。
こうして日記書いてるくらいだし、忙しいという訳ではないが、遊んでる時間も(それほどは)ない。
本当は、いない間に妻と義母の悪口書こうと思ってたんだけど・・・

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