長女と2人っきりの夜 – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

昨日、妻は長男と次女を連れて、実家へ向かった。
長女は友達と遊びたいということで、私と留守番をすることにした。
しかし、実際には長女の友達は風邪をひいてしまったらしい。
その子の弟(小学校2年生)とずっと遊んでいた。
その弟くんは、長女のことが気に入っているらしい。
年が近い長男や次女よりも、長女を指名して家に来る。
外で遊んでいた後、家に入ってきて、「ゲームしていい?」と訊いた。
「やることやってあるんなら、いいよ」と私は言った。
宿題というと、学校の宿題のみを捉えて塾の宿題はやらない。
勉強というと、上履き洗ったり、片付けしたりが抜け落ちる。
「やることリスト」を終わらせたらということであれば、ゲームやってもいいのだが、さっきゲームボーイはいいと言ってないのにやっていた。
難しいのだ。
ま、あまり厳密でなくてもいっか!
長女と友達の弟くんがやっているゲームは、これ。
【GC】WWE レッスルマニアXIX
弟くんは、「うりゃうりゃ?!」とか、「このやろう?ぶっとばす!」とかいいながらゲームに夢中になっている。
長女は、「ちょっと?やめてよ」とか、「なにやってんのよ!」とか、「なんでそんなことやってんのよ」とか、弟くんに対して文句ばかり言っている。
この傾向は長女に限らず、長男もそうだ。
一緒に遊んでいる相手に対する文句は何故か口から出てくるのだが、それ以外の言葉が出てこないのだ。
聞いていて、もう我慢が出来なくなってきた。
私は長女の名を呼んだ。
聞こえないのか、聞こえないふりかは、不明。
デカイ声を出す。
長女は、一瞬動きがとまり、私の方を見る。
私は「オレも一緒にやらせてくれる?」と訊いた。
長女は一瞬戸惑った後、「この試合が終わってからでいい?」と訊いた。
私は、「いいよ」と言った。
それからしばらく、長女と弟くんは、おとなしくゲームをしていた。
弟くんの家から電話がかかってくる。
もう帰ってこいということだ。
私が弟くんの代わりに、しばらくゲームをやった。
プロレスゲームは、やり方次第では残酷にもなるし、ケンカにもなる難しいゲームだ。
しかし、上手くやれば、互いに協力しあって相手を倒す、素晴らしいゲームにもなる。
ルールが難しいところではあるが。
長女はおとなしい。
「きょうのごはんはなに?」と訊いた。
「何が食べたい?」と私は聞いた。
「ステーキ」と長女は答えた。「高い?」と尋ねた。
「ああ、高い」と私は言った。
「高いから、ステーキ風にしてやるよ」と私は言った。
「じゃあ、飯を作るから、ゲームをしまって、洗濯物を片付けて、テーブルを拭いて」
と、いっぺんには言わない。
長女は、一つずつでないと、判らなくなってしまうのだ。
一つのことが出来たら、一つのことを言ってやらなくてはいけない。
一つのことをやったら、「じゃあ、これもやってくれる?」といった具合だ。
私はご飯の支度をしながら、一つ一つ、長女が何をすればいいのか判らなくなってしまう度に、やることを思い出させてやれば、ちゃんと出来るのだ。
私は鶏肉とウインナーをミンチにして、ステーキ風ハンバーグを作った。
巨大な奴だ。
長女が嫌いなグリンピースもソースの中に大量に入れてある。
長女は、ミックスベジタブルを先に食べてから、鳥皮で包んだ巨大なハンバーグを完食。
好きなものは、よく食べる。
夕飯の後、銭湯に行った。
今日はりんご風呂の日だから、長女は行きたかったのだ。
(それで妻達についていかなかったのかもしれない)
出てくる時間を決めて、男湯と女湯にわかれて入る。
長女は、「もうちょっとゆっくり入っていっていいよ」という。
私は約束の時間よりも少し遅れて出てきた。
長女は既に出て、待合室で漫画を読んでいた。
ジュースを買ってやる。
帰り道、私は、「今日のご飯はいくらくらいだったと思う?」と長女に訊いた。
長女は、「肉はいくらくらい?」と訊いたので、私は、「30円くらい」と答えた。
「200円くらい?」と長女は言った。
「当たりだ」と私は言った。
長女はクイズに正解して嬉しそうだ。
「だから、今日のご飯はこのジュースと同じくらいってことだな」
「安!!」
「ジュースが高いんだよ」と私は言った。
実は昨日、長女は「焼き肉屋に行きたい!」と妻にダダこねていたのを私は叱ったのだ。
焼き肉屋に1回行く分のお金で、今日のご飯代が何回食べられるかを説明したのだが、昨日は全然染込んでいかなかった。
今日は・・・ちょっとは染込んだのだろうか?
解らないが。
帰って、妻達が帰ってくるまでの間、2人でTVを見ていた。
背筋が曲がるのを時々注意しながら。
TVを見ながら、私はいろいろ考えていた。
思うに、この子は2人でいるときに殆ど問題らしい問題がない。
勿論、物事がしっかり出来る訳ではないが。
おそらく、第三者が一人でいるこの子を見ても、殆どの人が、この子に問題があるなんて気付かないだろう。
そういう私自身、家に来るまで気付かなかった。
兄弟との係わり、同級生や、学校での生活において、問題が出てくるだけなのだ。
しかし、だからといって、それを無視する訳にもいかないし、なんとかしていかなければ大人になって社会生活が送れるようにはならない。
子育てってのは、難しい・・・・。
妻と、長男、次女が実家から戻ってきた。
一時の平和な時間は、終わりだ。
また、いつものにぎやかな日常が始まる。
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