弟の入院 – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

弟がケンカをして、入院した、と、日曜日の朝10時ごろ、私の実家から電話があった。
とにかく私は病院へ電話した。
担当の医師から説明を聞いた。
殴られて倒れた際に後頭部を強打、頭蓋骨骨折、脳挫傷。
事件は朝の6時ごろ。
6時間くらいがひとつの山。
急いで来てください、と。
取り急ぎ私は電車に乗り、病院へ向かった。
弟は東京に住んでいるが、もう何年も会っていない。
最悪の事態を想像すると、息が詰まった。
とりあえず生きていてくれとしか考えられなかった。
病院に着くと、先ず簡単な家族構成や病歴を聞かれた。
もう何年も会っていないので、弟がどういった生活を送っていたかは知らない。
病室には弟が寝ていた。
弟の彼女とその子供がいた。
以前に実家から、随分と若くて子供もいる彼女と付き合ってて、結婚しようと思っているという話は聞いていた。その彼女のようだった。
弟は、意識はあり、顔は腫れて口が切れているが殴られたためのようだ。
「頭痛い」と短くいった。
とりあえずこの一言で随分とホッとし、「このバカ」と思った。
しかし、他のことは考え付かなかった。
先生から話を聞いた。
加害者とケンカをして、右フック、左ストレートで倒れ、その際に後頭部を強打、骨折。
その際に頭蓋骨の前の部分に脳が衝撃を受け、前頭葉部分から出血、広範囲に広がっている、ということらしい。また、右耳から出血があり、どうやら耳の奥の方も亀裂が入っていて、水が溜まっている、との事。麻痺はなさそうだが、出血が止まらなければ、再度その時点で処置を考えるが、現段階では薬の点滴で安静にしていること。加害者は患者の知り合いのようだが、これは刑事事件ですから、警察から連絡が入ると思います、と。
兄も群馬からやってきた。
母は、話を聞いただけで具合が悪くなってしまい、来られなくなった。
兄が来てくれたおかげで随分と助かった。
私自身、その場で何をどうすればいいのかわからなかったが、兄がなんだかんだと私や彼女に話しかけてくれるので、多少の冷静さを取り戻すことが出来た。
とりあえず私達に出来ることは、入院の準備くらいだった。

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