傘がない?あるだろうが。 – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

毎日よくもまあ飽きずに雨が振るもんだ。
気持ちが明るくないのは天気のせいもあるだろう。
でも、ここ数日子供達は良い子で、叩かれたりはしていない。
(それは私の寝不足の問題だけではないと思います、いや、本当)
子供達も朝グズグズしてないし、言えばいうことを聞く、あるいは、言われたとおりにやろうと努力しているような気がした。
とはいっても、怒鳴られることが皆無ではないが。
それ以上のところまで行く前になんとかしているということだ。
「今日は一日雨なのかしら?」と妻。
「いや、昼頃までみたいだが」と私。
いずれにしても、「雨が降ってるから傘さして行きなさい。」
私は当たり前すぎる助言をする。
実際、普通に考えれば当たり前だが、実は当たり前のことでもない。
雨が降ってる=傘をさす。
子供にとってイコールではないことに気づいてやらなくてはいけないのだ。
長男が、次女の傘がないという。
「このあいだ、ちゃーちゃんの家にいくとき持って行ったから、車に入ってると思う」
「いいよ、そんなのいちいち出さなくて。傘なんか何本もあるだろう。大体、昨日だって雨降ってただろうが。昨日はどうしたんだよ」
「おねえちゃんと一緒の傘を使った」
なんで??
「おまえたち、アホか。帰り一緒に帰ってくる訳じゃないんだぞ。それを判って言ってるのか」
しかし、考えてみれば、昨日は何故か3人一緒に学校から帰って来た。次女は、ずぶ濡れで着替えたんだそうだ。
次女は、居残りさせられたからといっていたが。
うむ、なんとなくガテンがいかないが、ま、いいや。
「とにかく、傘はあるだろうが」
一応、気になったので玄関まで子供を見送りに行って見ると、先に行っていた妻が既に怒っていた。
「傘あるじゃないか。なんで傘持っていかないんだ」
3人、黙っている。黙るということは、後ろめたいのだ。
なんて判りやすい連中なのだろうか。
私は長女に言った。「おまえ、傘を使うなって言ったのか??」
長女は答えない。
私は長男に聞いた「どういうことだか説明してみな」
「あのね、おねえちゃんがね、(次女)が外に出た時、もってこないならいいよって言った」
「それはどういう意味だ?(長女が)傘を貸したくないってことか?それで一つの傘を二人でさしていったのか?」
誰も答えない。
問い詰めモードに入ってしまった。
早く誰か何とか言って欲しいのだが、こうなってしまうと押し黙ってしまうのだ。
3人にビンタだ。
朝っぱらから。
朝っぱらから当たり前すぎる「傘をさしていきなさい」ということを言わなかったら、この子達は今日、傘をどうしていたのだろうか?
私自身、この朝っぱらビンタ攻撃が良いことなのか自信は持てない。
いや、どう考えても良くないだろう。
じゃ、どうしたらいいんだ??
やっぱり、「愛」を伝えてやらなくてはいけないのだろうか?
「小さい子には、やさしくしてやろうね」と、優しく言ってあげるべきなのだろうか。
それとも、ギューっと抱きしめてあげる?
そんな外見的行為では変わらないって。
この子達に、真剣に接してあげること以外、役に立つ行為なんてありえない。
長女は、単にケチな訳じゃない。状況判断力がないのだ。
ただ、だからといって、そのままでいい訳じゃない。
頭の出来はどうでもいい。人に対して優しくなければ社会人としての勉強なんて当然後回しでいいのだ。
妻に、「いっそ、オレと長女と二人で山ごもりでもすれば、いくらか教えてやれることも多いのかもしれないが」と言ったが、現実的でないので却下。
雨は嫌いだ。

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