以前、私は80キロあった体重が半年ほどで64キロまで落ちたことがある。
またまた「街角のサングラス売り」時代の話だ。
はっきりした原因は判らないが、平均的1日の様子から何か解るかもしれない。
以下、当時の大まかな一日の生活。
就職の決まってない小下コージは、後のエロ漫画家、穂高アキラと共に渋谷に遊びに来た。
(穂高アキラは私ではありません)
F氏が、「おい、お前等就職決まってんのか」
「いえ、決まってないっす」
「じゃ、メガネ売れ」
「はい」
小下コージは植木等を心の師と仰ぐスーダラ男だ。
F氏は小下コージを自分の交代要員として、アクの強い穂高アキラは新宿店に。
基本的なローテーションは、朝10時。
私は駅前で立ち食い朝定食(納豆、卵、ノリ、味噌汁、御飯)を食う。
公園通りの店を開ける。
コージは駅前の店を開ける。
昼過ぎ、コージがやってくる。我々は交互に1時間ほどの休憩。
私は立ち食いカレーを食って、駅前店に行く。
F氏休憩。
休憩から戻るF氏。
「○番台だ。」
「わかりました。」と私。
1時間後、店に戻る私。
「すみません、かなり減りました。」
「なに?!!」
1時間後、F氏。
「一度全部なくなった。今度は違う台だ。行け!」
また1時間後。
「あまり増えてはいませんが」
「よし、大丈夫だ。オレが取り返す」
1時間後。
「コージと交代してこい。」
「わかりました」
コージと交代、夜8時まで。
私は公園通りの店を閉めて、再び駅前。
駅前店は9時までだ。
コージが、「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、さ?千円千円、お買い得!」とマイク片手にパフォーマンスを演じている。
「どうだ?」
「出てるみたいよ」
私は再びカレー、若しくは立ち食いそばを食う。
F氏が戻ってくる。
「よ?し、飲むぞ?!!」
結局、パチンコ勝っても負けても毎晩飲んでいた。
この生活で、私は15キロ以上のダイエットに成功。
(でも、ダイエットした憶えはないのだが)
お気楽ダイエットと言うか、就労条件が過酷で痩せたというか・・・・
その後、昼飯を勤労福祉会館のランチに変えてから、体重は徐々に持ち直した。
そのことから、体重減に最も貢献したのは、カレーだったのかもしれない。
そのカレーは、京王井の頭線ガード下の「C&Cカレー」。
もう渋谷にはないが、新宿にはあるはず。
同じ症状に陥った人を知らないが、半年間、毎日2食食べることによって、「C&Cカレー」中毒になってしまったのだ。
今でも時々無性に「C&Cカレー」が食いたくなる。
やっぱりなんか中毒性物質が入ってたんだろうか・・・
ちなみに、私が好きなのは生タマゴぶっかけカレーです。
コロッケカレーは、胸やけして腹持ちがいいです。
(おすすめはしません)
ま、20年以上前の話です。
そのとおりの食生活で痩せるかはわかりませんし、健康にいいとも思えませんが。
その年の冬、私はしもやけに悩まされたことを付け加えておきます・・・(栄養失調??)