ギックリ腰で掃除はしないほうがいいっす – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

失業して1ヶ月ほど経ったある朝、朝飯の茶碗を片付けていたら、ギックリ腰になった。
意識はしっかりしているが、身動きはとれない。
結局2週間近く、チャップリンのモノマネのようにしか歩けなかった。
元々、私はサラリーマンであった。
・満員電車に乗って通勤すると会社まで50分ほどかかる。
・満員電車は嫌いだ。
・車の免許は持ってない。
・バイクも持っていない。
・自転車は持ってる。
これらの理由で、チャリンコ通勤をしていた。
朝、起きぬけで千住新橋を渡るのは心臓に悪いような気もしたが、満員電車のストレスに比べれば断然マシだ。
雨が降るとさらに辛いが、国道沿いで車がブウォォォォと通る横ならデカイ声で歌ってても変態扱いもされない。
時々お巡りさんに職務質問されるけど、ま、元々「怪しことはしていない!」から平気だ。
自転車に乗って通勤時間35分。
往復1時間10分のエアロビクスをしていたようなものだ。
そのようなサラリーマン生活を4年ほど続けると、
自然と大腿に血管が浮いてくる。
(腹は変わらなかった)
とにかく、人も羨む?ヘルシーなサラリーマンライフだった訳だ。
そのような健康的?生活からの反動が出たのに違いない。
気づかないうちに体が鈍っていたようだ。
しかし、主夫の仕事は無くなる訳ではない。
(いや、元々大した仕事をしている訳でもないんだが・・・)
基本的に私の仕事は、妻の仕事を順調に回すにはどうしたらいいかを考えること。
思考の過程は省くとして、単純に言えば、「とりあえず掃除をすること」が真っ先にやることという結論だ。
「レレレのオジサンはなぜ耳がワッカになってるの?」と子供に聞かれて満足のいく答えが思いつかなかったことをふと思い出した。(全く関係ないが・・・)
そんなことより、ギックリ腰の人間にとってお掃除は拷問だ。
サラリーマン時代はブルーカラー系の仕事だったとはいえ、道筋がついている分、お掃除より楽。
会社の掃除は、「全部捨てっちまィエ?ィ!!」って感じだったよな。(だからクビ??)
私は、震える指先で、なにげなく床に落ちているバスケットなどを拾い上げ、どこに置いたらいいのかしばし考え、結局わからないのでまた床において、腰痛で吐き気をもよおして呻いていた。
妻は「素直に寝てれば?」といってはくれるものの、
ここで仕事を止めては私の存在理由がなくなる。
「いや、オレには今しかないんだ・・・」といって、キッチン周りに置かれている収納しきれない物たちを並べて、さらに足の踏み場を減らしてしまった挙句、床に寝っころがって腰痛に悶え苦しんだ。(ここまで書いてくると自分でも変態っぽい気がしてきた)
結局、キッチンカウンターを買うことにしたのだった。

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