食器の片付け – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

私の実家は中華料理屋だ。
「ラーメン屋」若しくは「ギョーザ屋」といったほうが判り易いかもしれない。
料理の鉄人を志したことはないが、基本的に料理は苦手ではない。
子供の頃手伝いをしていたこともあって、皿洗いは得意だ。
しかし、通常の家のキッチンにはつけおきのシンクはない。
もっとわるいことには、洗った皿を置いておくスペースもない。
だから、皿洗いの技術?を発揮する環境は一般家庭にはない。
ま、洗う皿の数も少ないんだけど。
私は皿洗いは得意だし、テーブルを元通りにするのも得意だ。
しかし、皿を下げる際に、「皿の裏が汚れるから重ねないでよ」と、言われる。
そんな下げ方をしたことのなかった私は、「なんで?」という。
「皿の裏まで洗うのは大変なんだから」ということらしい。
「皿の裏まで洗えばいいだろう」というと、「洗うのは私でしょう」と言われる。
「じゃあ、オレが洗うから重ねて下げさせてくれ」
と、洗い始めようとすると、周りの調理したままのフライパン、ボール、食品トレーなど。流しに放り込まれたままの包丁を見ると、こちらも一言いいたくなる。
「こういうものは作りながら片付けていくものなんだぞ、特に包丁!包丁は料理人の命だろう!」
そういう言い方をすれば、妻は「手伝ってくれと言っていた訳ではないでしょう!」とキレる。
と、いうことで、食事の後片付けは我が家にとってはケンカの元を含む危険な日常だった。
ま、妻のおかあさんもそういう皿洗いをしているし、しょうがないのだが、だからといって私も子供の頃から食べ物屋だった意地から引くことは出来ない。
だから、私が作るときは仕込みから食べ終わった後の皿洗いまで全部自分でする。妻が作るときには手伝うが、後片付けは手伝わない。
こういう生活であった。
しかし、その生活が変わったのは、我が家に「食器洗浄器」が来てからだった。
皿は重ねてもいいことになった。
我が家の食器後片付けにも春がきた、かのように見えた。
しかし、「食器洗浄器」から水漏れするようになってきた。
汚れ落ちもムラが出てきて、もう一度洗ったりすることになってきた。
食洗器を修理に出す金が・・・ない。
でも、私が主夫をすれば、食洗器は必要ない。
作るのも私、片付けるのも私がするのが日常であれば、なんの揉め事もおこらない。
キッチンもピカピカだ。
ただ、中華料理以外は作れないのがネックだが。
さらに、収入がないのがネックだが・・・

タイトルとURLをコピーしました