昨日はひな祭りであった。
妻が風邪をひいているので、ひな人形は出していなかった。
ひな人形を出すのも、ゴルゴ主夫の務めか。
やったことはないが。
やる気になれば、素早くセッティング出来るはずだ。
去年妻が買っておいたひな人形セットを取り出す。
これは・・・
手作りキットなのだ。
三人官女は・・・パスした。
時間が、ない。
なんとなく揃っている風に見えれば、それでよかろう。
上出来である。
私は、手作りキットは苦手だ。
説明書を読むのがダメだ。
何気に「赤ちゃん靴の手作りキット」の製作と販売をしている人間の台詞ではないのだが・・・。
ま、いっか!
しかし、ひな人形だけでは終わらない。
やはり子供のイベントを盛り上げなくては主夫とは言えない。
ちらし寿司を作るのだ。
過去に作ったことは、ない。
実は、私の食わず嫌い王はちらし寿司である。
理由は・・・葬祭ごとで食うものという印象があるのだ。
祖母の争議の時、親戚のオバチャンが作ったちらし寿司とキンピラ、うどんが強烈に不味かったため、トラウマとなっているのだった。
その弱点を克服する意味でも、ちらし寿司を作らなくてはならない。
主夫は・・・苦手なものがあるべきではないのだ。
始めてのクッキングは、段取りに悩む。
先ずは冷凍のカニ(貰い物)を冷凍庫から取り出す。
自然解凍が基本だ。
ゴボウをささがき。
にんじんもささがき。
(千切りのほうがいいような気もするが・・・)
こんにゃくもささがき。
(嘘。試してみたが出来なかったので細切り)
スライス干ししいたけも入れる。
だし、しょうゆ、みりんなどで煮る。
飯を炊く。
緑の彩りのために先の煮物の上に小松菜を被せ、火を通し、きざんで別の皿に置いておく。
飯に「タマノイ寿司の子」を適当にまぶし、切るように混ぜる。
その上に先程きざんだ小松菜を広げる。
味見をしていないことに気付く。
う?む・・・・味が薄い。
しかし、小松菜を広げてしまった。
しばし考え込んだ挙句、その上から寿司の子を投入。
混ぜる。
緑の彩りは、撃沈した。
再度、味見をする。
まだ薄い。
しかし、あまり甘酸っぱくなるのも嫌なのだ。
煮物の汁と、ごま油を投入し、混ぜる。
粘りっ気が出てきた。
これは・・・危険だ!!
混ぜないでしばらく放置しておこう。
今度はチンゲン菜に塩を振り、レンジでチン。
先の撃沈した小松菜の代わりだ。
ほぼ準備は整った。
最後の仕上げだ。
先の煮物を汁を切って放置しておいた小松菜和え酢飯の上にのせる。
チンゲン菜を広げる。
先の自然解凍していたカニは・・・解けてない。
レンジで解凍だ。
水っぽい。
マヨネーズで和えるか。
ここで、私の迷彩柄スポーツバッグの中に隠していたものを取り出す。
10個78円の特売LLタマゴである。
2個を使って、錦糸タマゴを焼く。
かなり上出来である。
そして、今日の一番の高級食材、400円のイクラを真ん中にのせて、出来上がりだ。
(不味そうに見えるとしたら、長男と次女が振りかけた海苔のせいでせう・・・)
いざ、実食。
うん、美味かったです。
煮物が・・・・
ちらし寿司は、やっぱり味が薄かった。
子供達は、おかわりはしませんでした。
う?む・・・・
ちらし寿司を克服するにはまだまだ時間がかかりそうだ。
私も仕方なく責任食いだ。
ダイエットには適さない夕食であるが、仕方があるまい。
作りすぎには注意しましょう・・・・
あ、買ってきたひなあられ子供達に食わすの忘れた。
ま、いっか!
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