1人の子供+2人の子供 – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

家には現在、子供が3人いる。
一人は私と妻との間に出来た娘。
小学校1年生である。
後の2人は妻の弟の子供で、
小学校3年生の男の子と、小学校5年生の女の子である。
妻の弟は、離婚して子供2人をおばあちゃんに面倒みてもらってなんとか生活していたのだが、3年ほど前に無理が祟って死んでしまった。
その後、おばあちゃんは同居していた上の弟夫婦と共に、頑張ってこの子たちの面倒を見ていたのだが、ある事件をきっかけに、心臓発作を起こしてしまった。
そして、今現在はこの子達は私たち夫婦の家にいる。
去年の8月からだから、もうじき1年。時の経つのは早いものである。
この2人の子供は、性格も見た目も正反対。
上の女の子はドラえもんに出てくるのび太くんの女の子版である。
割と機転が利くし、人見知りもしないが怠け者で飽きやすい。
2つのことを憶えていられない。
とっさに嘘をついてしまう。
気乗りしないことは怒られるまでなんとかはぐらかして先延ばしにする。
運動神経は悪くないが、スタミナがない。
物事に対する執着がないが、自分のものは絶対に貸さない。
小遣いは殆どつかわない。欲しい物は買ってもらうつもり。
下の男の子は、お姉ちゃん依存症。
粘り強く正義感も強いが、一人では何も出来ない。
理屈にならない理屈(本人は理路整然としているつもりのようだが)をベラベラとまくし立て、自分は1番だと思いたがっているようだが、家族以外の人間が誰か1人でもいれば、途端に「借りてきた猫」に豹変する。人前に出ると、「フリーズ」する。
内向的で、自己の防御壁は高く、人目を非常に気にする。
しかし、お金(を使うこと)は大好き。
あえて良いようには書いていないが、考えようによっては「よくいるタイプの子供」ということだと思う。正反対だが、似ているともいえる。
このような2人の子供をひきとるにあたって、妻も「私も」それほど大変なことだとは思っていなかったし、(大変だと思っても結果はひきとる訳で)なんとかするしかないじゃん、と思っていた。
しかし、この2人を「育てる」ということが、妻にとっては凄まじいストレスを生み出す結果となっていたようだ。
焦れば自分の体がもたない、でも放っておけば「アホ」な「大人」になってしまう。
ある程度「自己形成」を始めている子供を、「自分たちの都合のいい性格」に修正するということは無理。あるいは相当に時間がかかる。
1年ほど経って、だいぶ良くなったとも、相変わらずともいえるけど、それは誰が決めることでもない。
誰が決めることではないが、心穏やかな毎日ではないのは相変わらずのようだ。

タイトルとURLをコピーしました