寝不足の時の叱りつけ – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

子供を叱りつける頻度は、私の寝不足度合いと比例している気がするのだ。
どうも過去の日記でも、叱りつけるのは大概寝不足の時のようだし。
いや、叱りつけは日常的にやってるが、寝不足の時は「激昂」しているというべきか。
もしも子供が私が寝不足の時に限って悪さをしているのでなければ、私自身が寝不足のときに限って頭にきているのは間違いない。
今回はざっとこんな具合だ。
夕食の時、珍しくテレビをつけていた。
長女はテレビを見ながら他の事が一切出来ない。
テレビに限らず、いくつかのことを同時進行させることが出来ない。
これは発達障害の一部だと思われるのだが、(おそらくは)訓練次第で直る範疇のものだと思っている。
普段はテレビを消しているが、時々つけるのだ。
そして、その都度注意をすることになるのだが・・・
今回も、口をあけて手に持っている茶碗を45度ほど傾け、背中を丸めてテレビに見入っている。
「ほら、背中」と、いつものように注意。
いつもなら、言われて直に、ピッと背筋を伸ばす。
(また直に元に戻ってしまうのだが)
ところが、今回は回路の入りが悪いのか、口をあけたままジロッと私のほうを見て、直そうとしない。
「背筋を伸ばせと言ってるんだ。テレビ消すぞ」と私。
長女は手に持った茶碗を見て、項垂れている。
反抗?
あるいは、私の言い方がキツイため、ショックを受けている?
「背筋を伸ばしてごらん」
まだ口をあけて、背筋を丸めたままだ。
私は近くにあった雑誌を丸めて、長女の頭をパシっと叩いた。
「言ってることが聞こえなかったのか反抗しているのかどっちだか言ってみろ!」
長女に言い返せる訳がないのは判っているが、あえてどこまで反抗すれば許されるのかを計られているのだとすれば、ここで私の方から許す訳にはいかない。
「反抗しているわけじゃないよな、聞こえなかったんだろう、どうだ?嘘つくんじゃねえ!!聞こえてるだろうが、どう考えても、このやろう、反抗的な態度が許されないってことをよ?く教えてやる。」
私は再度雑誌で頭をパシっと叩く。
「ふざけるなこら!おまえが何を考えてるのかわからないとでも思ってるのか?うるせえな?この野郎って思ってただろう。許さないからな。誰のために背中伸ばせって言ってると思ってるんだ。全部おまえのためだ。そんなもん黙って見逃してたって構わないんだ。大人になったらもうバアサンになっててもいいのか?いやだったらなんでオレが注意したときに直そうとしない?ふざけるなこら!オレが今まで甘かったことがよ?くわかった。背筋が曲がった大人にならないように今まで注意してきたつもりだったけど、お前がそうする気がないのなら、オレが無理やりにでも背筋を伸ばしてやる。わかったか!」
アントニオ猪木のように興奮状態の私は、既にボロボロと泣いている長女に対して容赦なしだ。
楽しいお茶の間テレビ番組も台無しだ。
テレビを消して、既に食べ終わっている他の子たちにはもう寝る支度をさせ、長女には「いいかい、オレは、お前に対して、絶対に、もういい、なんていわないぞ。そういわれると期待しているんだったら間違いだから諦めろ。オレはお前の将来に責任があるんだ。ダメな人間にはさせない。もしダメな人間であったとしても、悪い人間には絶対にさせないからな。だから悪いことを考えていると思ったらお前をぶん殴る。これから一生ぶん殴る。悪い子にならないと思うまでぶん殴る。そういうことだ。わかったか。」
「わかった」
「じゃ、寝る支度をしろ」
長女に、私の言いたいことが伝わっているかも定かではない。
この子の障害がどの程度なのか、この子の性格のねじれがどの程度なのか、それをどのように矯正していくべきなのか、わからない事だらけだ。
「時間をかけて見ていかなくてはいけない」と言ったのは私だが、私自身が一番焦っているのではないか?
子供が寝た後、妻に、「やり過ぎた?」と聞いたら、「やり過ぎ」とのことであった。
やっぱり寝不足のせいか。
普段気にならない、あるいは、「ま、いっか!」と思っていることが、「いや、これでは駄目だ」となるようなのだ。
やはりさっさと寝なくてはいけないか。

タイトルとURLをコピーしました