工場の持ち主 – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(Blog)

貴公子さまは人懐っこい性格だった。
家が近かったことや、お互いに職人未経験者だったおかげで、貴公子さまと私は仲良くなった。
貴公子さまは日本語も上手かった。
ただ、靴作りの腕はあまりよくなかった。
比較対照として、貴公子さまのおかげで、私は微妙に、トクをした。
貴公子さまはそういうことを全く気にせず、私たちは休日に花見に行ったり、荒川でハゼ釣りをしたりした。
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プライベートで付き合いがあった唯一の靴屋関連の人間だった。
家族ぐるみではなかったが。(汗)
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同じ新人のパートのおねえちゃん、ミャオさんにちょっかい出していたのも貴公子さまだった。
貴公子さまが働く事になってから、工場内のカラーが微妙に変った。
ムードメーカーというか。
言い方を変えれば、工場内で浮いていたのだ。(かなり)
そんな貴公子さまに対する職人たちの風当たりはキツかった。
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Bさんの弟子っていうのも大きな理由かも。
でもそのキャラクターゆえ?
貴公子さま自体は、風当たりを気にする素振りはなかった。
ミャオさんは結婚していたが、まだ20代で、工場内ではダントツに若く、直ぐに職場のアイドル的存在になった。
ミャオさんは、日本人の女の子のようにスレっからしてないというか。
おそらくは中国ではかなり育ちのよい部類だったのではないか?
日本に来たのもたぶん、貧乏からではないのだ。
ミャオさんは、まるでお嬢様のようだったのだ。
彼女も工場内で、貴公子さまとは違う意味で、かなり浮いていた。
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これが靴工場の日常だから・・・仕方がない。
ミャオさんの仕事振りは評価された。
ボーっとして間違えないということは、パートのおばちゃんレベルでは、とても大事なことであった。(汗)
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そんな日常の中、ふらりとオーナーがやってきた。
ミャオさんはささっとオーナーの傍に行き、「アリがとうございました」と深々と頭を下げた。
職人たちもつられて?深々と頭を下げた。
オーナーは扇子を仰いで笑いながら去って行った。
(札束はばら撒かなかったが)
貴公子さまが言った。
「アア?誰だアリャア?」
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Dさんが言った。
「バカ!おめえ知らねえのかよ?この会社の持ち主だよ。社長はただの雇われだからな。あのオーナーに睨まれたらこの業界で生きていけねえから気をつけろよ」
「オゥ!ソウなの?コワイネ?。」
とりあえず、私はオーナーの存在は知っていたが、私に関係あることとは思ってなかった。
ミャオさんとの関係も。
すくなくともこの時点では。
数日後、事務所に入って行った数人のスーツ姿の人達は、ダンボールを持参していた。
それは、税務署の職員だった。
つづく・・・
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